お茶の間だより

おばさんの呟き

最近と最近見た映画

ブログ戻って来ました。

家の中もかなりすっきりして、季節の衣替えの時も捨てる基準が決まったので気楽。

私はミニマリストというほどではないし、家事のスペシャリストでもないのでその手のネタをブログに自分でするよりも、工夫している人のものを見る方が参考になります。

ただ、そういう方々のブログを見て私はこういう風にしている、という事でまた別のどなたかの参考になれば…という事で、出せれば出して行こうと思います。と言いつつマメではないので、今後もほったらかしになる可能性も。

さて、前回の時にU-NEXTの1ヶ月お試し加入をして、見たい映画優先で見まくってましたがまたテレビ放映録画も溜まって来たので一旦解約しちゃいました。

と言いつつ最近見た映画

小津安二郎麦秋」「東京暮色」

原節子主演の小津映画2本。

麦秋」は行き遅れの美人娘がいる家庭で、あれこれと縁談の世話をして、決まったら決まったで寂しいとか言い出す話。笑

「東京暮色」は、生真面目な姉(原節子)に対して奔放な妹(有馬稲子)、母のいない家庭で育って来たのでちょっとひねくれていて、不幸が起こるというたぶん小津映画にしては珍しく重く暗い話。

どちらも原節子の美貌が不自然なほど古い日本のお茶の間に合わない。笑笑。

でもそこが小津映画という感じ。とはいえ、端正で清潔な画面は見ていて気持ちが良い。「麦秋」で女学校時代の友達と既婚・未婚組に分かれてお互いを牽制し合うやり取りが可愛らしい。今の萌えアニメが好きな男性の気持ちがわかるw美人たちがどーでもいいような会話を楽しそうにしてるだけで和む。笠智衆が「東京暮色」では馴染みの穏やかで孤独が似合う父親なのが「麦秋」ではちょっと勝手なところがある兄で、髪も黒々としていて二度見してしまった。

 

カサブランカ

見てなかった名画。ハンフリー・ボガードは「3つ数えろ」「麗しのサブリナ」で見ていた時も、ヒロイン女優と縮尺が違う感じで違和感があったがこれもそうだった。顔が長くてでかいせいだろうと思うが、つまらなさそうに早口で喋るスタイルがニヒルで出来る男っぽくて格好良い。ヒロインのバーグマンも一番綺麗な時だったのではという気がする。白黒だけど欧州から見たアフリカ北部の異国情緒趣味が楽しめる映画だと思う。ナチスがパリを制圧した頃の時代背景、映画が作られた背景を知るとまた面白いと思う。カフェでドイツ将校たちが愛国歌を歌っているのに対抗して、フランス国歌を歌って対抗する場面が熱い。

「君の瞳に乾杯」とか名セリフが多い映画というが、終盤空港で交わされるセリフが私は心に残った。

「俺は大した人間じゃないが、この狂った世界では、俺たち3人の問題なんて、取るに足らないことだってことくらい分かる」

www.eiga-square.jp

しかしニヒルな男に美女がkidって呼ばれる構図は良い^^

イングリッド・バーグマンは辛い境遇にあってもあんまし辛そうじゃないし、実は本心がよくわからない感じにも見えたけど、そんな不器用さ?も魅力に感じた。

U-NEXTでは公開している限りのヴィスコンティ映画を見てました。3本くらいでしたけど。どれも面白くて印象に残ったので、また!