お茶の間だより

おばさんの呟き

カラーボックスの背板を外す

あれこれ期限のある作業に追われていて、ようやく済んだので家の片づけ再開。

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カラーボックスの背板を外したのは2台め。300均のカゴを取りつけて、洗面台前の棚の上に置いた。洗面台前は風呂のすぐ傍でもあり、しかし洗濯機の上ほど湿気が気にならないので、いつも家族がここに脱いだ服を置き、次の日着るつもりだったのだろうが忘れてタンスから出すためうず高く積もってしまうのが気になっていた。ついでに別な用途でお払い箱になっていた百均のプラカゴを置いて、ここに娘たちが使うドライヤーやらヘアアイロンを入れておいたら、二人ともここへ戻すようになった。ドライヤーはコードを畳むのがとにかく面倒くさいのは、自分が若い頃に経験したのでただ放り込めば済む状態を作りたかった。

なぜカラーボックスの背板を抜くのかと言えば、我が家はずっと賃貸の集合住宅住まいで2回引っ越ししているが、常に結露と壁のカビとの格闘の歴史だったからだ。私は実家では結露を気にした事がなかったので、窓はともかく壁まで結露して壁紙がカビる、なんて結婚後初めて知ってびっくりした。賃貸なので今までは手入れしても無駄骨と思ってあまり手入れしていなかったが、壁が濡れて部屋の端から黒ずみ、部屋に居られなくなった。今年壁紙だけは張り替えてくれたので、もうその壁には家具が置けなくなった。思えばそこら辺から断捨離を始めて、ともかく物と家具を減らそうと思った気がする。

最初は家具を買い換えるつもりで、出来るだけ背中(背板)のないものにしようと思った。結果、無印やニトリの「背中のないウッディな棚」に目をつけた。

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(無印のサイトからいただきした写真)

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(同じくニトリの以下略)

 

無印のものはお洒落で丈夫そうだが高い。長く使える良い家具と思っても、結局邪魔になって廃棄するのはソファの件でもうたくさん。どのミニマリストの言葉か忘れたが、断捨離は自分の誤った選択肢とか黒歴史とか結局棄てる自分の罪悪感とか割とネガティブな感情と向き合わなければならない、というような言葉があって全面的に同意した。でもそれを自分で認めて行くと、買った時の嬉しかったり楽しみだった気持ちや、当時の家族の状況などが懐かしく思い出されもし、それが無くなっても平気な自分に、変な自信というか、それがあったことには変わりないみたいな変な想い?がつく。いわゆる「昔はバカやったもんだが…」と微笑みながら呟くオヤジの心境に近いかもしれない。

話を戻すと、ニトリの棚は安くてこれで十分と思い、実際に店舗で一応チェックして通販の注文一歩手前まで行ってふと、正直カラーボックスの背板を抜いて連結しても良い気がした。というか、連結する必要なくね?と思ったわけだ。

それに加えて、最近は売り場や写真で良いと思っても、家に来たらどうなるかイメージ出来るようになった。これは洋服も同じで、自分が着たらどんな感じになるかイメージするとぶっちゃけ凹むが下手に買わなくなる。棚も売り場ディスプレイや広告だとセンスが良いが、今のわが家では雑誌とか使わなくなった小物でたちまち溢れホコリまみれになるのを私がひとり掃除するいつものオチになると思う(こういうところ、インテリアはペットに似ている)


というわけで背板外し実践。

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カラーボックスは背板を抜いてしまうと強度的に問題があるだろうと思ってはいた。それで、ネットで調べてみると、カラボに限らず補強にはとにかく金具で固定、というのが定番のようだ(すごくざっくりしているけど)。本当はこれに合う筋交いの針金状のものがあれば一番良いのだろうが、ホームセンターをうろついていたらその手のものはよほど大きい棚用しか無く、L字型・T字型の金具が売っていたのでそれを使ってみることにした。それぞれ4枚のセットを買って200円ちょっと。これを片側に打ち付けて、反対側の板をドライバーで外し、背板を抜いてから元通りにし、そっち側の金具も取りつける。

カラーボックスの板は割とスカスカなので、私のようなオバサンでも簡単に釘が入る。その分強度は甘いと思うが、もう重いものは入れる予定がないので構わない。一応強力接着剤をスカスカの穴に充填しながら打ち込んでみたが、あまり変わらなそうなので途中で止めた。子供も大きくなって、うっかり乗ったり体当たりする事もない。体当たりというのは半分冗談だけど、子供は大人が想像つかない事をするのでこういう事が出来なかった。小さいお子さんがいる家庭では真似すると事故になりかねないので勧めません。

本など入れると向こう側へ落ちるが、そういう物は入れない事が今は肝心だと思っている。収納用品を増やせば要らないものを保存してしまう。カラーボックスを買うと要らないものを詰め込む事になり、現にカラボは主に長女の部屋にあったのだが、片づけの際本人も長いこと見ないような、思い出の品でもない意味不明なものがたくさん入っていた。勝手に棄てると本人より夫が怒るので、まだだいぶ残っているが連休後半とっつかまえて整理させたい。とは言え、もう大学生にもなると一日顔も合わせないという日の方が多かったりする。

いずれ用済みになって廃棄されると良いなと思うが、多分このくらいの箱家具は、最後は押入れに入って冬物や季節ものの保存棚になるのではなかろうか。そうなった時のためにもやはり背板はない方が良い。